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バイアグラとED・勃起不全

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バイアグラとED・勃起不全の仕組み

勃起と射精のしくみをしっかりと知っておきましょう。これを理解することはEDが改善されていく一連の経過をイメージする上でとても重要です。一般的な診療でも医師が体のしくみや症状について診断結果を詳しく説明し、患者さんが納得してから治療を始めます。その背景には患者さんとの診療トラブルを防止する目的もあるかもしれませんが、治療を受けるご本入が自分の体のしくみや症状をどう治してもらうのかを深く理解することで、患者さんの不安が和らぐこともあるからです。

 

ペニスの勃起の仕組み

ペニスが勃起するメカニズム

ペニスの中身はスポンジのような性質の海綿体(陰茎および尿道海綿体)でできています。普段ペニスの平滑筋は縮んでいて海綿体の中に血液が流れ込まないようになっています。そこに何かしらの刺激が与えられペニスの平滑筋が緩むことで、一気に流れ込んでくる大量の血液をペニスの中の海綿体が吸収してペニスを膨張させます。これが勃起現象です。

勃起している間、ベニスはずっと血液の流出を防ぎながら相当無理をしてがんばっています。必要以上に長く勃起を維持させるのは、言い換えれば、ずっと長い時間ペニスの血液の流れを止めているということです。つまりバイアグラなどを用いて強制的に勃起状態を続けると、ペニスにはとても大きな負担がかかることになるのです。

この勃起には二つのタイプがあります。

ひとつは、視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚など、体のいろいろな感覚器への性的刺激による副交感神経の興奮で勃起する「性的勃起」です。そしてもうひとつが、ペニスに受けた直接的な刺激が陰部の神経を通して勃起するもので性欲をともなわない「反射的勃起」です。一般にEDを発症した原因が心因性の場合、性的勃起はなくても反射的勃起はあるという例が少なくありません。

ちなみに「朝立ち」は医学的に「夜間睡眠時勃起現象」と呼ばれる生理的現象のひとっです。EDが改善されていくにっれて朝立ちが復活してくることからも、成人男性の性欲の強さを示すバロメーターともいえます。

ペニスの射精の仕組み

男性が射精するメカニズム

射精とは精巣上体、精嚢、前立腺などの平滑筋の律動的な収縮と会陰付近の筋肉の収縮により、精液が外尿道口から体外に射出する現象のことです。ペニスが勃起するためには副交感神経の働きが重要でしたが、射精のときには交感神経の働きが必要です。さらに、陰嚢が挙上してスムーズな射精を手助けしています。このとき、交感神経の下腹神経と体性神経の陰部神経がおもに関係しているのです。

つまり射精とは自律神経、体性神経および内分泌系それぞれの器官がお互いに作用しあって引き起こされる、きわめて複雑な生理現象です。

たまに「射精障害」と「ED」が同じように扱われることがありますが、勃起と射精のメカニズムは医学的に異なるものです。

通常、射精は勃起をともなう現象ですが、射精は勃起現象とは別のシステムで引き起こされるため勃起はしても射精できなかったり、勃起はしなくても射精できることがあります。一概にEDというと単に「勃起しないこと」と思われがちですが、EDと診断されてもその症例は本当にさまざまです。

ED勃起不全とは?

ED勃起不全とは? 心因性勃起不全と器質性勃起不全に関して

そもそも、「勃起不全」という言葉自体が皆さんには、耳慣れない言葉かもしれません。皆さんが普通、日常で使われる場含よ、「インポ」という言葉だと思います。これは、医学会でもつい最近まで広く使われていた「インポテンス」の略です。この言葉の意味は「不能」ということで、言葉自体にかなり侮蔑的屈辱的意味を含んでいます。それで、現在では、勃願不全という言葉を使うようになりました。

これは、英語で「erectile dysfunction」という言葉の訳です。「勃起障害」ともいます。略して「ED」とも書きます。ここででは、「勃起不全」あるいは「ED」という言葉を使っていきたいと思っています。

このサイトを訪れた方は、中には「バイアグラ」自身に興味があるだけの人もいらっしゃるでしょうが、ほとんどの人が「勃起不全」に悩んでいる人たちだと思います。では、勃起不全とは一体どういう症状のことをいうのでしょうか。

勃起不全とは、「性交を行うにあたって、ペニスが士分な固さにならない、もしくは、挿入ができても、勃起が維持できず、性行為を最後まで行うことができない」状態をいいます。

勃起不全の原因には、様々な要素がからんでいます。

誰でも思い浮かべるのが加齢です。勃起不全とまではいかないまでも、年齢と共に、勃起力や「精力」が弱くなってきたなというのは誰しも感じることです。10代、20代の頃は1日に2回なんて平気だったのに、30代になると、そうはいきません。また、60代、70代になると、どうしても、「月にI?2回がやっと」という方が多いようです。確かに加齢と共に、動脈が硬くなりますし、陰茎海綿体も働きが悪くなってきて、勃起力は弱まります。ただし、それだけが原因なら、もしかしたら、勃起は可能かもしれません。そこに、「立たないのではないか」「セックスしている間に柔らかくなったらどうしよう」という不安があると余計に勃起しにくくなります。本当は、「女性を欲しい」と思っていても、「年なんだから」という理由で、そのような気持ちを心の奥深くに閉じ込めてしまうために、性欲自体がもうなくなったという方もいます。また、若い頃はお互いを愛撫したり、お互いを言葉で刺激し合ったりというテクニックをいろいろ試してみますが、年齢と共に、気恥ずかしさも手伝って、そのような工夫をしなくなります。しかし、本当は、年を取って勃起力が弱くなった時こそ、そのような工夫が必要になるのです。

年齢による勃起力の低下ぱ確かにありますが、実際には、皆さんの思っているよりもはるかに弱いものです。「心技体」のうち、「体」はある程度しっかりしていても、テクニックや工夫である「技」をおろそかにした上、性欲の抑制やうまくいくかどうかの不安で「心」がガタガタになっていれば、うまくいくものもいかなくなります。

この「心」の部分は、何も高齢者の方に限ったことではありません。20代30代の若い方にも現在どんどん増えてきています。やはり「うまくいかなければどうしよう」という不安が原因で勃起しない人が多いのです。中には、このせいで、結婚できないかもしれないという悩みをかかえている方もいるので、問題は深刻に々ります。

また、40代50代の方でも、仕事上のストレスなどからくる勃起不全が多くあるようです。どうしても、ストレスが過多になると、体の中で、交感神経の働きが活発になり、アドレナリンの分泌が多くなります。勃起自体は、副交感神経がたずさわるものですので、「リラックス」が重要になります。つまり、ストレス過多の状態だと、勃起力は弱くなり必ずしもセックスがうまくいくとは限らなくなります。そういう時に、たまたま失敗すると、今度は、「また、うまくいかないのでぱないか」という不安で勃起しにくくなります。「仕事に対するストレス」に「セックスに対するストレス」が加われば、勃起を維持することが極端に難しくなります。

ここまで述べてきた勃起不全は「心因性勃起不全」といいます。反対に、糖尿病などで動脈硬化が進んだり、手術などで神経を損傷したり、なんらかの「体側の原因」があってなるものを「器質性勃起不全」といいます。例えば、先術した高齢者の勃起不全を医学的に説明すると、「もともと年齢と共に、器質性勃起不全の要素が少しずつ強くなってくるが、それに心因性勃起不全の要素が加わることによってさらに勃起を弱くしてしまう」というような状態なのです。

ペニスの勃起のメカニズム

ペニスの勃起のメカニズム 性的刺激からペニスの勃起までの行程

勃起する時はどのような過程があるのでしょうか。

「エッチな気分になった」「エッチなことを想像した」「エッチなものを見た」というような視覚的刺激や精神的な刺激があると、脳にその興奮が伝わります。すると、脳から「勃起をさせろ」という信号が「脳⇒脊髄⇒ペニスへの末梢神経⇒ペニス」と伝わります。

また、ペニスを直接刺激されると、やはり、それを見て、感じて、脳が同じような信号をペニスへ伝えます。ペニスへの直接的刺激の場合は、信号が伝わる経路がもうひとつあります。それは、ペニスでの「刺激されている」という触覚が脊髄まで行く所までは、前述の刺激と同じです。しかし、その信号ぱ脳まで行かず、脊髄で、直接、ペニスへ行く末梢神経に伝えられます。つまり、近道してしまうわけです。

性的興奮がなくても勃起は可能です。大学病院などの医師にかかると、市販の按摩器のようなもので、ペニスを刺激し、勃起するかどうかの検査を行うことがあります。まったく、エッチな想像をしなくても、肉体的に正常な場合は勃起し、そのまま続けると射精します。これにより、器質的な原因がないかどうかを調べるので、非常に重要な検査です。

脊髄に異常があって勃起不全のある方でも、この近道の反射があるために、バイアグラの有効率は非常に高いのです(むしろ、全体の有効率よりも高いのです)。

勃起をさせろという神経の信号は、一酸化窒素(以下、NOと略す)を介して行われます。NOが分泌されると、それが、サイクリックGMP(cyclicGMP。以下cGMPと略す)を作り出します。このcGMPが勃起を直接引き起こす働きのある物質です。これらの働きは副交感神経というのが深く関係して行われます。

片方で、交感神経が強く勃起に関与してきます。こちらの方は、PDE5(フォスフォリン・ジェステラーゼ・タイプ5)という物質を分泌し、cGMPを分解します。つまり勃起を弱くしてしまうのです。

つまり、勃起はNOというプラスの要素とPDE5というマイナスの要素が押し合い圧し合いしながら起こる現象なのです。

生理学的には、以上のような物質が関与するのですが、解剖学的には、どうなっているのでしょう。

まず、勃起をする時には、ペニスに行く動脈が拡張し血が流れやすくなり、陰茎海綿怖が弛緩し血がたまりやすくなります。陰茎海綿体というのぱ、ペニスの中にあるスポンジ状のものです。血管が変形して袋状になったもので、血をたくさん含むことができます。海綿体の周りは、「白膜」という入れ物で覆われています。白膜は非常に固く伸縮性がないので、海綿体に血がたまると、白膜に圧迫されて白膜以上に海綿体が膨張できなくなり、固くなるという仕組みです。

固くなるには、静脈も関係します。海綿体に血がたまって、海綿体内の圧力が高くなると、静脈を圧迫して少ししか血を通らなくしてしまいます。つまり、ペニスにたまった血が逃げにくくなり、勃起が続きやすくなります。その時には、動脈も圧迫を受けているのですが、それ以上に血が出にくいために、勃起が持続するということになります。

勃起には、「平滑筋」という筋肉が強く関係してきます。平滑筋というのは、簡単にいえば、心臓や胃腸等の筋肉で、普通、思い通りに動かない筋肉(不随意筋)のことです。腕や足の筋肉は動かそうとすれば動かせますが、胃腸の筋肉を動かせといわれても無理だと思います。

動脈やその変形である海綿体の壁にも、平滑筋があります。この動脈平滑筋と海綿体平滑筋がぱじめの生理学的な説明とあとの解剖学的な説明とを結ぶカギになります。

先ほど説明したcGMPはこの平滑筋を弛緩させるのです。それで、ペニスの動脈と海綿体とが弛緩し、血がたまりやすくなり、勃起するのです。cGMPがいかに重要であるかおわかりになられたと思います。これを増やすNOや、これを減らすPDE5も重要です。実はこのメカニズムを発見した人はノーベル賞を取ったのですが、そのくらい重要な発見だったのです。簡単におさらいすると次のような行程で勃起ぱ起こります。

ED勃起不全の原因とは?

ED勃起不全の原因とは? 器質性勃起不全と心因性勃起不全

今まで述べたのは正常な反応での勃起です。こういう仕組みで勃起が起こることを知っておけば、逆に勃起しない理由も自ずとわかってきます。

もう一度勃起の仕組みに出てくるものを書き上げます。動脈、静脈、海綿体、神経、白膜です。このうち、白膜の異常は少ないようです。ただし、白膜に穴がおいていたりすると、圧力が逃げますので、ペニスが固くなりにくくなります。また、静脈が極端に太いとか、海綿怖が膨張してもうまく圧迫されないとかすると、やぱり、勃起しにくくなります。

その中でも動脈の障害による器質的勃起不全は非常に多く見られます。動脈の障害といっても、主には、動脈硬化です。言葉通り、動脈が固くなり、うまく動脈が弛緩しなくなります。動脈が弛緩しなければ、血が集まってきませんので、勃起しにくくなります。

動脈硬化の原因はいくつかあります。糖尿病、高脂血症、高血圧、タバコ、肥満、痛風、ストレス等がそうです。50代以上の方で、これらのすべてが当てぱまらないという人のほうが珍しいかもしれません。

この中でも、糖尿病による勃起不全は有名です。30?60%の確率で併発するといわれています。また高血圧や高脂血症でも、糖尿病ほどではないにしろ、勃起不全が起こりやすいといわれています。あと、加齢も動脈硬化の原因になります。厳密には加齢によるものは動脈硬化とぱいわないのでしょうが、若い頃から比べると、やはり年齢と共に動脈は硬くなります。そうなると当然、勃起は弱くなります。

タバコについては、動脈硬化の原因になると説明して、かなりのヘビースモーカーの方には、「タバコを控えた方がいい」と指導するのですが、「タバコによってストレスを解消しているので、タバコを止めたらストレスが増えて同じことではないか」という質問を皆さんされます。確かにおっしゃる通りで、返す言葉もないのですが、ストレスをタバコで紛らわすのは、やはり健康的ではなく、「できれば、運動をするとか、散歩をするとかで、少しでも精神的リラックスをぱかるようにして、完全に止めるとはいわないまでも、少しでも減らすようにされた方がいいのでぱないでしょうか」と説明しています。運動によるリラックス自体は、心因性の勃起不全にも効果がありますし、何より、動脈硬化は、勃起だけでなく、寿命にも確実によくないものです。

次に、海綿体の問題による勃起不全ですが、海綿体の容積が小さくなると勃起不全が起きます。海綿体は血管が小さな袋状に無数に広がってできたものですが、これが繊維化といって、袋が潰れてしまうと容積が次第に小さくなります。白膜という入れ物の容積よりも小さくなると、海綿体に100%血がたまっても、完全勃起はなくなりますし、そこまでいかなくても、勃起力は弱くなっていきます。

海綿体の容積が小さくなる理由は、いくつかありますが、加齢もそのうちのひとつといわれています。また、勃起不全の治療として行われる海綿体内注射も繊維化の原因になります。

神経の問題で起こるEDの原因は様々です。例えば、脊髄に問題があると、脳の信号がペニスにまで伝わりませんので、勃起が弱くなりがちです。また、糖尿病では、神経に行く血管が傷んで、神経に十分な栄養と酸素が行かないために、神経自体まで傷んできます。糖尿病による勃起不全は、ペニスへの動脈の勃起不全によってだけでなく、神経の損傷によっても起こります。

薬の副作用で、勃起不全になるものもあります。これも中枢神経系の問題が起こるためです。ただ、これは、薬を飲むための原因疾患の治療との兼ね合いで止められる場合と止められない場合があります。

あと、内分泌の異常があると、中枢神経の働きが悪くなり、勃起不全になることがあります。男性ホルモンであるフリー・テストステロンの分泌が少ないと、やはり、勃起不全になることがあります(完全な相関関係があるわけではない)。また、乳腺ホルモンが多いと、勃起不全になることがあります。

加齢と共に、フリー・テストステロンが少なくなるといわれており、それも、勃起を弱くする原因になります。

ざっと説明しましたが、大体、以上のような原因が器質性勃起不全の主なものです。

あと、心因性勃起不全があります。これは、「勃起しないのではないか」というような不安のために、勃起しなくなるというものです。

生理学的に説明すると、「勃起しなければどうしよう」という不安やストレスがあると、交感神経の働きが強くなり、勃起のマイナス因子であるPDE5をどんどん分泌し始めます。PDE5はcGMPを分解するために、cGMPがどんどん減っていきます。cGMPによって弛緩していた動脈や海綿体の平滑筋ぱ収縮を始め、血をペニスから追い出し、勃起は弱くなります。

もちろん、「勃起しなければどうしよう」という不安やストレスがある中では、純粋に性欲を感じる部分ぱ減ってきています。性欲が、NOの分泌を促し、さらに、cGMPをどんどん作るわけですから、性欲が少なくなれば、プラスであるNOも減るわけです。

つまり、心因性勃起不全では、プラスが減り、マイナスが増えるわけですから、当然、勃起が弱くなります。

心因性勃起不全でもっとも典型的なものが、昔、「新婚インポテンス」といわれていたものです。今なら、「新婚ED」です。これは新婚の時に限らず起こり得ます。初めてセックスを行った時に、うまくいかなかったため、2度目からは「また、うまくいかないかもしれない」という不安を抱え、その結果失敗を繰り返すというものです。

ご本人にしてみれば、大変なことなのですが、原因は比較的単純だといわれています。要するに、「うまくいかないのではないか」という不安です。ただ、人間の場合、どうしても物事を複雑に考えてしまいがちで、「彼女が自分をどう思っているのか」とか「もしかして自分は特異体質かもしれない」とか「一生うまくいかないのかもしれない」などの不安の連鎖反応を引き起こし、いよいよひどくなっていきます。ひどい人の場合、マスターベーションすら、うまくいかなくなります。自分の心にふたをするせいなのか、性欲自体を減らして、自分を守ろうという反応が起こります。

様々な医師が様々な治療法を試みました。精神科的な療法もありました。また、行動療法といって、抱擁⇒愛撫⇒挿入⇒セックスというように少しずつのステップアップを指導していくことによる治療法もありました。

中には、乱暴に聞こえるかもしれませんが、海綿体内注射による治療法もありました。プロスタグランディンE1などを陰茎海綿体に直接注射し、海綿体や動脈の平滑筋を無理矢理弛緩させ、勃起させます。もちろん、性欲がなくても勃起しますし、射精しても勃起は弱くなりません。この注射により、セックスが可能になります。それで、何度かセックスを行い、離脱していくことにより、治療するという方法です。要するに、注射で無理矢理勃起させ、「セックスできないのではないか」という不安を、吹き飛ばすというものです。これは、乱暴なように聞こえるかもしれませんが、日本でもアメリカでも60?70%くらいの治癒率がありました。

しかし、海綿体内注射には皆さん抵抗がありますし、また、日本では自己注射が認められていません。

今回、バイアグラが発売になりました。バイアグラは、海綿体内注射と同じ効果を新婚EDの方にもたらすでしょう。

しかし、海綿体内注射や精神療法や行動療法などで、治療してもなかなか治らない場合があります。もちろん、それだけ不安が強い場合もありますが、比較的多いのは、「パートナーの方との問に愛情がない」という原因です。愛情がなくても性欲はわく場合もありますが、愛情がないと性欲がわかない人もいます。また、愛情がないならまだしも、憎しみや嫌悪感にまで発展していたら、治るものも治らなくなります。

バイアグラによって様々な勃起不全が治療されます。しかし、最も重要なのは、「愛情」なのだと思います。これが、何よりの薬です。バイアグラやその他の治療法はあくまで道具に過ぎません。「愛情」を育む道具にしか過ぎないのです。最終的には、「愛情」ほど勃起不全に効く薬はありません。

新婚ED以外の心因性の勃起不全もやぱり同じ様なものです。ただ、他の器質的な部分が重なると、原因がわかりにくくなります。特に、30代を超えると次第に、10代20代に比べて勃起力が弱くなります。それだけなら、勃起不全ということにはならないのですが、たまたま、体調が悪くて、途中でなえてしまった時とかがあると、「また柔らかくなるのではないか」などといった様々な不安がもたげてきて、しまいには本当に柔らかくなってしまいます。仕事上のストレス自体も、交感神経優位の状況を作り出し、勃起にはマイナスです。

高齢者になると、もっと、心因性の部分による影響は出やすくなります。もともとの器質的な勃起力はやはり若い頃から比べると弱くなっていますので、少しでも心因性の部分が出ると、適面に、勃起が弱くなる可能性があります。たまたま体調が悪くてうまくいかないと、「もう弱くなってしまったんだ」と心の中で決めつけてしまって、性欲自体を封印してしまう嫌いすらあります。また、世の中の人も、年を取ってまでセックスをしたいとは思われたくないというような風潮があり、余計に自分の気持ちを自分で閉ざすというようなことをしてしまいがちです。実際には、人間は基本的に死ぬまでセックスするようにできているのです。

また、1年振りとかでセックスをしようとすると、「久しぶりにうまくいくのか」という不安も起こります。それでうまくいかなければ、また不安も起こります。

セックスというのは、「男が女を喜ばすものだ」という印象が男性にはあります。しかし、この「男が女を」という攻撃的な考えは、交感神経優位の状況で、どちらかというと、勃起にはマイナスになります。特に、高齢者の場合、それが強く出やすくなります。ですから、理想的には「女性に喜ばせてもらう」というような女性に守ってもらうような形が高齢者のセックスには重要だといわれています。たとえそこまでは無理でも、「お互いに刺激しあって」というくらいの形にすることは必要でしょう。

繰り返しになりますが、若い間は、刺激が少なくても気持ちだけで勃起し、勢いだけでもセックスできました。しかし、年を取ってくると、勃起するには、若い頃以上の刺激が必要になります。海綿体の容積が減っていますので、ペストに近い状態でないといけないのです。ですから、手や口で刺激してもらうなり、お互いに刺激しあって、ゆっくりと情感を高める必要があります。若い時以上にです。

結局のところ、それがお互いの愛情につながり、また、その愛情がさらに性欲を強くします。

高齢者のかなり多くにバイアグラぱ有効でしょう。しかし、バイアグラを安易に使うのではなく、それにプラスして、やはり夫婦間でお互いを刺激しあうという工夫を忘れないでいただきたいと思うのです。新婚EDの場合もそうですが、最も重要なのは、愛情であって、バイアグラは道具でしかありません。

バイアグラで勃起し、セックスが可能になり、「お勤めを果たせたからいいんだ」では、根本的な問題は解決されていないのです。

ED勃起不全のQ&A

ED勃起不全に関する質問

Q.EDとはなんですか?
A.EDとは、Electrical Dysfunctionの頭文字をとった略語で、男性の陰茎の勃起障害のことです。成功時に勃起できない、または、勃起しても持続しないために、満足な成功ができない症状で、現在日本では、1,000万人以上の患者さんがいるとも、言われています。しかしながら、性機能に関する病気なだけに恥ずかしくて病院にED治療に行くことが出来ずに一人で悩んでしまうことが多く、その治療率は5%未満だと言われています。

Q.ED勃起不全は治りますか?
A.ED勃起不全はほとんどの場合は治ります。ED勃起不全という病気を正しく理解して、ED勃起不全治療薬を処方するなど適切な治療を施せば、治る可能性は十二分にあります。重要なことは、ED勃起不全は日常のストレスのせいだから、ストレスが軽くなればそのうち治るだろうと、放っておかないことです。年齢によっては別の病気によってED勃起不全が引き起こされている可能性もあります。恥ずかしがらず、また、放ってもおかずに、まずは医師に相談してみることが重要だと思われます。

Q.ED勃起不全治療はどのように行われるのですか?
A.ED勃起不全治療は、まず、ED勃起不全になった本人の生活習慣から見直すことから始める事になるでしょう。生活習慣を改善するだけでも、効果があるかもしれません。したがって、問診が最初に行われます。問診はED勃起不全となった原因を探るために行われます。問診だけではわからないような場合にはいろいろな検査を同時に行われることもあるでしょう。その結果、適切な治療方法によって、処方されることになります。おおむね、ED勃起不全治療薬を処方して、経口薬で治療されることが多いようです。

Q.ED勃起不全治療薬にはどのようなものがありますか?
A.有名なのは、バイアグラや、レビトラなどがあります。最近では、シアリスなども多く用いられているようです。それぞれの特徴は、バイアグラやレビトラなどは即効性が高く、効果が持続している時間が短いです。シアリスは、即効性はありませんが、緩やかに効いて、効果の持続時間の長いことが特徴です。これらのED勃起不全治療薬は、ネットでも購入できますが、決して自分一人で購入するのではなくて、医師に相談して、処方をしてもらって、用法用量も守って使用することが重要です。

Q.ED勃起不全治療はどのような医療機関で行っていますか?
A.主に泌尿器科で行われてきましたが、現在では、内科でも受信できるところが多くなりました。これは、経口のED勃起不全治療薬が発売されたことによるようです。自分の住んでいる近くでも、沢山の医療機関がED勃起不全治療を行っていると思ってもよいです。ネットでも検索できるようですので、一度検索してみて、自分の家の近くでED勃起不全治療を行っている医療機関がないかどうかを確認することをお勧めします。

Q.ED勃起不全治療の費用はどのくらいかかりますか?
A.ED勃起不全治療の費用はひとによってまちまちといえます。一般に、ED治療は、健康保険の適用外ですので、すべて自己負担になりますから、高額になる傾向にあるとは言えます。処方されるED勃起不全治療薬はもちろんですが、処方のために行われる診療、検査の費用が自費となります。従いまして、人によって必要な診療、検査が異なりますので、治療費は人によって異なることとなります。こういった点もあらかじめ医師とよく相談して診察を受けることをお勧めいたします。

Q.ED治療ははずかしい?
A.ED治療を受けるまで、EDを一人で悩んでいる人はとても多いと思います。問診も診察もはずかしいのではないのかと不安で病院に行く事が出来ない人が多くいると思います。しかし、実際にはEDは医学的な見地からきちんと病気として理解されていますから、まったくはずかしいことはありません。一般的にEDの診察は問診で、症状にもよりますが、ほとんどが飲み薬の処方になります。だから、必要もないのに下着を脱いだり触診されたりすることはまずありません。

Q.バイアグラを飲んだあと性交をしなかった場合は?
A.まず、興奮剤ではありません。ペニスを無理やり勃起させるのではなく、勃起しようとするのを助け、それを維持させるお薬です。通常の場合と同様で性的刺激がなければ勃起することはありません。

Q.バイアグラは一生飲み続けなければいけない?
A.バイアグラは勃起、射精、性行為そのものがある程度上手くいく様になったら、量を減らしたり、調子の悪い時だけ服用するといったことが可能になることもあります。ただし、EDの原因はそれぞれですので、きちんとかかりつけの医師に相談して決めるようにしましょう。

Q.どれくらいの分量のバイアグラを飲めばよいのでしょうか?
A.バイアグラには25mg、50mg、100mgの錠剤があります。適量は個人によって異なります。効き目があって、しかも副作用がミニマムに抑えられる量がその人に合った一回の分量ということになります。通常100mgは多すぎるようです。25mgから50mgの間が適量だった、という声が大半ですが、徳用の100mg錠剤をいくつかに切り分けて適量にしたものを服用するのが自分には一番合っている、とする愛用者の体験談も多く見受けられます。ただし「100mgでガツンとが最高」という愛好家の声もあるようです。

Q.バイアグラを飲むタイミングはいつですか?
A.性交渉の30分から90分前に水といっしょに飲んでください。ただし食事直後は効きが悪いので、食後の服用は1時間程度時間を空ける方が良いといわれています。できれば、食後2時間以上空けた空腹時に服用した方がよく効きます。

Q.バイアグラは服用後どれくらいで効果が出始めますか?
A.人によりますが、服用後30分から2時間ほどで効果が出始めます。目安は1時間です。血液中の濃度がピークに達するのは服用後1時間以内です。

Q.効果の持続時間はどれくらいでしょうか?
A.2時間から4時間ほどその効果が持続し、勃起を維持することができます。また、服用後8時間ほど経過してもバイアグラの効果が緩やかに残ります。

Q.一日何回までバイアグラを使ってよいのでしょうか?
A.一日一回です。

Q.バイアグラには受精率や精子の運動性を高めたりする作用がありますか?
A.いいえ、バイアグラによって受精率や受胎能力が向上したり精子の運動性が高まったりすることはありません。

Q.バイアグラによって性欲が増進するでしょうか?
A.バイアグラによって直接性的衝動が強まる、ということはありません。効果を発揮する前提として、性交相手に対する性的な欲望や性的な刺激が必要です。

Q.熟年でなくてもバイアグラが有効でしょうか?
A.50歳以下でも身体的要因、もしくは精神的な要因によってED症状を起こすことがあります。バイアグラは勃起を可能にし、そしてその勃起を維持することを助長する働きがあります。EDは珍しいことではなく、40歳以下の男性のおよそ33%が勃起不全の問題を抱えている、という統計があります。中高年に達していない若者や壮年であってもED症状の改善に有効です。

Q.バイアグラ服用にあたって年齢制限はあるでしょうか?
A.年齢の上限制限はありません。85歳の男性が服用しても安全である、という実験の結果があります。しかし18歳以下の若者を対象としたバイアグラ実験による検証はされたことがありません。

Q.バイアグラは女性にも効くでしょうか?
A.バイアグラが女性に対して効果があるかどうかは、まだ検証中の段階です。しかしバイアグラが女性にも有効であるかもしれない、というデータも出ています。男性における勃起のメカニズムは女性のクリトリスにもそのまま当てはまるからです。

Q.バイアグラは安全でしょうか?
A.はい、安全です。医学界ではED治療薬であると認められています。これからバイアグラを試してみようと思っている人は医師に相談することが推奨されています。

Q.バイアグラの副作用にはどのようなものがありますか?
A.人によって、副作用の出る人と、全く何の副作用も体感しない人がいます。 また、バイアグラの副作用は服用して薬効があるときだけのもので、一時的なものです。もっとも一般的な副作用には、頭痛、顔のほてり、軽微な胃部不快感、鼻づまり、軽微な視野のぼやけ、軽いめまい、軽微な発疹など、が知られています。

Q.バイアグラを常用していると中毒になるでしょうか?
A.厳密な医学的な意味での中毒(薬物中毒)になることはありません。ただし心理的に依存するようになることはあり得ます。

Q.バイアグラの過剰摂取による危険はあるでしょうか?
A.バイアグラを過剰摂取したことによる人命への危険は報告されていません。推奨最大摂取量100mgの倍量である200mgを服用した実験によると、効き目が増加することはなかった代わりに副作用のみが強まった、という例が報告されています。このことからも明らかであるように一回に100mg以上を摂取することは推奨されていません。

Q.バイアグラを他の薬と併用して大丈夫でしょうか?
A.心臓病の治療に使われる硝酸塩系の医薬品がバイアグラと併用できない禁忌薬品です。高血圧治療に使われる薬及びその他の薬との併用は安全であるとされています。しかし持病があって薬を服用している場合、バイアグラの服用についてかかりつけの医師に相談することが推奨されます。

Q.バイアグラによって視界不良や夜間視力の低下などが起こるでしょうか?
A.いいえ、そのようなことはないという検証結果が出ています。

Q.バイアグラは持続勃起症を引き起こす危険があるでしょうか?
A.いいえ、ありません。

Q.バイアグラには発癌性の物質が含まれているでしょうか?
A.発癌性の物質は成分に 含まれていません。また胎児への影響もありません。

ED勃起不全のセルフチェック

最近6ヶ月で該当する項目を選択し、総合点数を計算します。

1)勃起を維持する自信の程度はどれくらいありましたか?

1.非常に低い
2.低い
3.普通
4.高い
5.非常に高い

2)性的刺激による勃起の場合、何回挿入可能な勃起の硬さになりましたか?

0.性的刺激一度もなし
1.全くなし、またはほとんどなし
2.たまに(半分よりかなり下回る回数)
3.時々(半分くらい)
4.おおかた毎回(半分よりかなり上回る回数)
5.毎回またはほぼ毎回

3)性交中、挿入後何回勃起を維持することができましたか?

0.性交の試み一度もなし
1.全くなし、またはほとんどなし
2.たまに(半分よりかなり下回る回数)
3.時々(半分くらい)
4.おおかた毎回(半分よりかなり上回る回数)
5.毎回またはほぼ毎回

4)性交中に、性交を終了するまで勃起を維持するのはどれくらい困難でしたか?

0.性交の試み一度もなし
1.ほとんど困難
2.かなり困難
3.困難
4.やや困難
5.困難でない

5)性交を試みた時に、何回満足に性交ができましたか?

0.性交の試み一度もなし
1.全くなし、またはほとんどなし
2.たまに(半分よりかなり下回る回数)
3.時々(半分くらい)
4.おおかた毎回(半分よりかなり上回る回数)
5.毎回またはほぼ毎回

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総合点数が21以下の場合は、EDの疑いがありますが、問診票の結果だけでEDの診断はできません。
気になる場合は一度医療機関へ相談されることをお勧めします。

25~22 正常
21~17 軽症
16~12 中等-軽症
11~8  中等症
7~5  重症

バイアグラって何?

バイアグラは世界初の経口勃起不全治療薬

バイアグラとはもともと心臓病患者のために研究されていた薬でした。米ファイザー社が臨床研究を繰り返していたのですが、試験を行っていた患者が、なかなかこの薬を手放したがらないことに気づきました。その理由は、年齢に限らず勃起力が大幅にアップしたからということが、後の調査で判明しました。そこでファイザー社はこの薬を、勃起不全の治療薬として販売することになったのです。

アメリカで効果があると評判が広まった一番のきっかけはドール元大統領候補のテレビでの使用経験談です。ドール氏の奥さんが「夫がターザンになった」という発言をし、かなりの反響がめったようです。ドール氏の経験談ぱ、奥さんをパートナーとしての使用ですので、誉められこそすれ、決して恥すべきことではなかったようです。

事実、ドール夫人は今度の大統領選に立候補する可能性があるくらいに名声が高くなっているようです。このような有名人の体験談で、バイアグラの有効性が一般に流布されたためにバイアグラぱアメリカの新薬としては記録的な売上を示し、製造元のファイザー社はあるアメリカの経済誌で「98年で最も成功した会社」に選ばれました。

アメリカで効果がめった方に関しては、90%の方が服用を続けるという数字も出ています。確かに、それだけ圧倒的な効果がある薬なのです。

これを聞いて欲しがらない男性がいるでしょうか。この噂は日本にも当然飛び火しました。一部マスコミの加熱報道もあり、いろいろと問題にもなりましたが、こうして平成11年春、ようやく日本で承認された薬なのです。

バイアグラ処方の為の診察はどんなのか?

バイアグラの処方箋を出してもらうにはどんな診察が必要なのか?

通常の医者に通った場合、どのような診察をされるのかを見ておきましょう。まず、患者に求められるのは「問診」「身体所見」「臨床検査」の3つです。問診は大きく分けて3つの診察を行います。最初は「性機能の確認」、次に「病歴の確認」そして「薬歴の確認」です。

「性機能の確認」では、実際に患者に性機能についての主な症状を聞きます。性欲はあるか、勃起はどの程度のものなのか、射精はできるか、最近した射精はいつか、オルガスムスを迎えることができるかなどです。そこから医師ぱ原因を特定していきます。場合によっては睡眠時に勃起するかのNPT検査、バイブレーターの刺激による勃起検査などを行います。

次に「病歴の確認」を行います。ここでいう病歴というのは、バイアグラを使用することができない病気、つまり心血管系障害や、その他の合併症です。こういった症状があるにも関わらず、バイアグラを入手したい一心で虚偽を申請すると、本来なら避けられる危険に身をさらすことになるので、注意してください。

そして「薬歴」つまり、どのような薬を使用しているかを聞かれます。これも病歴を聞くことと同じことにつながるのですが、併用してはいけない薬、つまり硝酸剤や一酸化窒素供与剤などです。これも虚偽申請しないように注意しましょう。

身体所見とは、陰茎、陰嚢の状態や、その他の病気にかかっていないかなどの検査をすることです。ペニスの構造上、勃起できない人などもいますので、そういう人でないかを確認するためです。先天的もしくは後天的な理由でペニスに異常がある場合、バイアグラを服用しても勃起できない場合があります。

そして、臨床検査を行います。検査は血液検査(末梢血液検査)、生化学検査、尿検査などです。これを行うことで、合併症やホルモン異常の危険性を見ます。もし危険性が少しでもあると、内分泌学的検査(ホルモンなど)や、糖尿病のせいで起こる勃起不全の治療、または合併症と思われる診断とその治療を行うことになります。

バイアグラの効能

バイアグラの効能の仕組み
バイアグラの効能の仕組みについてお話しましょう。

勃起に必要な物質がcGMPであること、そしてPDE5がそのcGMPを破壊する酵素であることは、先にもお話しました。

さて、簡単な引き算です。PDE5の力を抑制し、cGMPの力を促進させると、どうなるでしょうか。答えはもちろん、勃起力がアップすることになります。つまりバイアグラとは、PDE5酵素を抑制し、cGMPの力を促進させる働きがあるのです。薬の力ですので、通常の勃起よりも長時間持続します。

バイアグラは勃起を改苦し、性生活を豊かにすることはできますが、直接的には、寿命を延ばすなどの治療的効果などぱありません。このような薬は「生活改善薬」と呼ばれています。

俗にいう「腹上死」というものがあります。バイアグラを飲むとそもそも無理であったセックスも可能になる場合が多いのです。「息切れがしたけど、続けられた」「気分が悪くなったのに柔らかくならなかった」など、本来はここでセックスは終わっていたはずです。そうすれば「腹上死」もなかったかもしれません。勃起を維持するという意味でバイアグラは「腹上死」のリスクも高めます。普通の薬にはバイアグラ以上のリスクを持った薬はいっぱいありますが、その分寿命をのばします。バイアグラは「生活改善薬」ですので、寿命をのばす薬ではありません。そのため、寿命のことだけを考えるとバイアグラには、マイナスのイメージが先行してしまいます。「QOL(生活の質)」という考え方が発達したアメリカの医学会では、 この薬の持つ「生活改善」効果が認められて、この薬は大成功を収めました。世界一の長寿国日本ではどうしても長生きばかりが重視され「生活の質」はすみに追いやられるようです。

薬ですので、使い方を誤れば危険な面は出てきます。「寿命」ということだけを考えれば、バイアグラ自体が健康を維持し寿命を延ばすものでない以上、この薬は「害悪」以外の何物でもありません。ところが、この薬は「性の喜び」という人間にとっておそらく最も基本的な快感を与えてくれます。

結局のところ、注意していれば起こらないであろう危険性を恐れるか、この薬を服用することによって得られる「性の喜び」や奥さんやパートナーの方との「愛情の深まり」を重く見るのかということにかかっているのです。簡単に「性的興奮を得たいため」とくくらないでください。日本でぱなかなか理解されないことですが、パートナーとのセックスは、ふたりの間に大きな愛情をはぐくむ営みなのです。

その選択に関しては、「自己責任」ということが大事になってきます。決して、 これまでにあったような「寿命改善薬」ではないのですから、無理をするとやはり危険
性は増えます。その辺のところは、処方する医師にしてみれば、非常に不安を感じる部分なのです。結局、自分の体を自分の意志で守ることができるかどうかに、この薬の処方ぱかかっているのです。

医師の側は指導はできますが実際の抑制はできません。「自己責任」のもとで、自己管理をしていただかなければならないのが現状です。バイアグラは、正しく服用すれば、世間でいわれているほど危険な薬ではないのですから、熟年から老年の楽しい夫婦生活を送るために患者さん自身が服用を決めるのが重要なのです。

日本では、その「自己責任」という考えが発達していないように思われます。この薬は、その問題に対する問いかけにはピッタリの薬だと思われたのですが、実際に、承認されると、国もメーカーも様々な形で、販売に対する規制を行っています。これは日本人の自己責任能力を疑っている証拠なのです。

もちろん、違法販売や盗難事故などの防止の目的で規制を行うなど、無理のない面もあるのですが、その規制のために、医師やマスコミまでもが薬を出すことに対して慎重になりすぎ、それが「バイアグラ=危険」という形に変わって一般の患者さんにも伝わってしまっているようです。これでは、これだけ素晴らしい薬を出した意味が薄れてしまいます。本当にこの薬を欲しがっている方々を不必要に怖がらせてしまっているのです。楽しい夫婦生活を送るためにバイアグラの服用を決めるのぱ患者さん自身です。

バイアグラの警告と禁忌

バイアグラと警告と禁忌
1.硝酸剤あるいは一酸化窒素(NO)供与剤投与中及び投与後の患者
一酸化窒素供与剤とぱ、全身の血管の筋肉を弛緩させ血管を拡張し、血圧を落とす働きがあります。そこにバイアグラを併用すると、この一酸化窒素供与剤の働きを増幅させてしまう危険性があるのです。すると、人の血圧は一気に降下し、場合によっては死亡事故につながることもあるのです。また、逆にバイアグラを服用したために病院に運ばれ、こういった薬剤を投与され、その合併症により死亡してしまったというケースもアメリカでぱ報告されています。そのため、もし救急車などで病院に運ばれた場合は、バイアグラを服用したことを必ず医師に伝えるようにしてください。本人が意識を失ってしまうと、バイアグラを利用していたかどうかがわからなくなってしまうことが起こります。ですから、バイアグラを利用するときぱ、必ず性パートナーに利用していることを伝えるようにしてください。

2.心血管系障害を有するなど性行為が不適当と考えられる患者
セックス時には、心拍数、血圧、心筋酸素消費量が増加します。そのため不安定型狭心症の人がセックスを行うと、心筋梗塞に発展してしまう可能性があるのです。そのためバイアグラ自体も禁止されています。 またアメリカなどの報告には、心血管系に障害を持っている人がバイアグラを服用してセックスしたために、重度の心血管系障害が起こってしまったケースがあります。そのため、バイアグラを利用する際は、必ず心血管系に問題がないかを確認することになっています。なお、服用してから「気分が悪くなる」などの症状が出た場合は、こういった障害の前触れである可能性が高いので、側にいる人に必ず伝え、十分な注意を払ってください。この場合も、パートナーにバイアグラを服用したことを伝えることを忘れないようにしてください。

3.過敏症の既往歴
バイアグラを利用した結果、「かゆみ」や「発疹」などの症状が出た場合は、アレルギー反応である可能性があります。これらの患者さんにはバイアグラを投与することができません。

4.重度の肝機能障害
バイアグラは主に肝臓で代謝され、糞として排泄されますので、肝硬変などの重度の肝機能障害のある患者さんぱ、代謝分解がうまくいかず血中濃度が不必要に高く遷延する可能性があるので禁忌となっています。

5.低血圧もしくは高血圧
性行為自体が心臓に非常に負担がかかりますので、90/50以下の低血圧や上が170以上か下が100以上の高血圧の方は投与できません。

6.6ヵ月以内の脳梗塞・脳出血
脳血管障害の急性期には、脳内の血液循環を調整する機能が落ちています。セックス自作が脳の血液に多大な影響と負担がかかりますので、服用できません。

バイアグラの相互作用

バイアグラとの併用禁止薬
下記の一覧は、バイアグラとの併用を禁止されているか、もしくは併用に注意を払う必要性のあるものです。どれも併用による危険が確認されていますので、もし常用している薬がある場合は、バイアグラの使用をやめてください。また、これらの薬を使用している人は、専門医院での診察の時に、必ず記入することを忘れないでください。バイアグラを処方された後に、こういった薬を服用する必要に迫られた場合も、決してバイアグラを服用しないでください。また、医師にかかる際に、バイアグラを服用したことがあることを告げることを忘れないようにしてください。

これらの薬品との併用は、下手をすると命に関わってきます。性行為を楽しみたいという気持ちぱよくわかりますが、命に代えるほどのものでぱありません。このあたりの注意は自己責任として肝にめいじておいてください。

◆バイアグラと併用による危険が確認されている薬
(1)下記の薬剤は併用禁忌(併用しないこと)となっている。
【薬剤名等】
硝酸剤及びNO供与剤(ニトログリセリン、亜硝酸アルミ、硝酸イソソルビド)
【臨床症状・措置方法】
併用により、降圧作用を増強することがある
【機序・危険因子】
NOはcGMPの生産を刺激し、一方、本剤はcGMPの分解を抑制することから、両剤の併用によりcGMPの増大を介するNOの降圧作用が増強する。

(2)下記の薬剤は併用注意(併用に注意すること)となっている。
【薬剤名等】
非特異的チトクロームP450 3A4阻害薬(シメチジン等)
【臨床症状・措置方法】
シメチジンとの併用により、本剤のCmax、AUCの増加が認められたとの報告がある。
【機序・危険因子】
代謝酵素阻害薬によるクリアランスの減少。

【薬剤名等】
チトクロームP450 3A4の特異的阻害薬(エリスエオマイシン、ケントコナソール、イトラコナソール等)
【臨床症状・措置方法】
エリストロマイシンとの併用により、本剤のCmax、AUCの増加が認められたとの報告がある。
【機序・危険因子】
代謝酵素阻害薬によるクリアランスの減少。

【薬剤名等】
チトクロームP450 3A4誘導薬(リファンピシン等)
【臨床症状・措置方法】
本剤の血漿中濃度が低下する恐れがある。
【機序・危険因子】
代謝酵素阻害薬によるクリアランスの増加。

【薬剤名等】
降圧剤
【臨床症状・措置方法】
アムロジピン等の降圧剤との併用で降圧作用を増強したとの報告がある。
【機序・危険因子】
本剤は血管拡張作用による降圧作用を有するため、併用による降圧作用を増強する恐れがある。

寄せられたバイアグラの体験談

ベストケンコーに寄せられたバイアグラの体験記
依存症です。この薬無くしては、語れなくなりました。寂しい事です、しかし最高の喜びを得る事が出来ます。今日もオーダーしました。
(55~59歳 : 男性)

効果という点では申し分有りませんが、少し副作用があるようです。費用対効果で考えればOKという所でしょうか。
(45~49歳 : 男性)

以前は病院で処方してもらい50mg利用していました。単価は病院では診察料等あるのでだいぶ安く購入できて感謝してます 100mg持続時間すごいですね数時間は大丈夫ですよただ事の後、目がすこしちかちかしましたが大事ないようです
(60~64歳 : 男性)

残り少なくなりました。依存症ですねェ。
(55~59歳 : 男性)

ここ一番!! バイアグラ忘れずに!
(50~54歳 : 男性)

切れたら 大変 又ほしい!!
(50~54歳 : 男性)

私は愛知県の46歳になる代表ですが、30歳のガールフレンドもバイアグラのおかげで逃げて行きません。私の常備薬です。
(45~49歳 : 男性)

使用3年を過ぎました。初期は25ミリで万全でしたが。最近は50ミリです。それでも、ままならない時がたまにあります。個人差がある様ですが、僕は40分前が良いです。オールナイトとの時はその都度服用しています。バイアグラ無くしては、セックスは考えられません。
(50~54歳 : 男性)

100mを専用カッターで半分にして使用しています。風俗、婚外恋愛とも30分前の服用で万全です。人生ばら色ばら色です。感謝、感謝です。
(55~59歳 : 男性)

色々試しましたが、やっぱこれが一番でした。中折れも無く、最後まで元気に頑張ってくれます(笑)
(40~44歳 : 男性)

勃起力は評判通り凄いです。ただし、満腹時には効果が半減します。副作用としては、顔が火照った感じがして、鼻が詰まり、服用した後に食事をするとのどが詰まった感じがしました。継続して服用すると、効果が弱まった感じがします。最初は100mgを半分にしていましたが、今は、100mgを服用しています。
(40~44歳 : 男性)

知り合いの大先輩に分けて頂き。効き目絶大で、十代にフラッシュバックしました。最近はバイアグラ無くしては、歩行もままなりません。
(50~54歳 : 男性)

とにかくすごい!彼女はまだ20代だけど十分満足させてます。何回でも元気になります。「こんなの初めて」だと、そりゃそうでしょ、オレも初めてだわよ。偽物が出回っていますので皆さん気をつけて。安い商品には気をつけましょう。
(45~49歳 : 男性)

1/4で使ってみましたが、しっかりと効果がありました。本当によく効きます。
(40~44歳 : 男性)

最初の頃は1/2錠で効いたのですが、最近は1錠飲んでもそれほど効かなくなって


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