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バイアグラの飲み方や服用方法
バイアグラ | クエン酸シルデナフィル 50mg / 100mg | ファイザー
バイアグラの使い方・使用法
バイアグラは、一般的には性行為の1時間前に服用します。服用後30分から1時間ほどで効果出現します。効果持続時間は通常で約4時間（個人差あり）持続します。効果が出現したからといって、勃起状態が4時間継続するわけではありまえん。射精とともにもとに戻ります。効果持続時間の4時間というのは、勃起を補助できるタイムリミットのようなもので、4時間を過ぎると性欲を感じても勃起の補助がなくなるわけです。逆に、この時間内で可能であれば、性的刺激を受ける毎に勃起が可能になるわけです。
バイアグラを服用したのに効果が全然ないと感じたときがありますか？または、いつもは効果があるのに今回は全くだった、そんな時は食事をした直後に服用していないか思い出してください。バイアグラは食事の影響を受けやすいので、できる限り空腹時に服用してください。食後であれば2時間ほどの時間を空けてから服用するようにしてください。また、性生活に長いブランクがあったり、緊張してしまったりと、様々条件によって効果が出ない場合があります。初めてバイアグラを服用されて効果がなかったからといって諦めないで何度か挑戦してみてください。
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- バイアグラの登場でED治療は大きく変わった
- バイアグラを処方してもらうカウンセリングとはどんなことをするのか？
- EDとわかればバイアグラは処方してもらえる？
- バイアグラの実際の使い方は？
- バイアグラを使う人が注意すること
- バイアグラの危険な副作用のサインと対処の仕方
- バイアグラを効果的に生かすには
- バイアグラとほかの飲み薬を併用することもある
バイアグラの登場でED治療は大きく変わった
ED治療の第一選択はカウンセリングやバイアグラ
ED治療におけるバイアグラの有効率はきわめて高く、機能性EDに対しては約80％、ED全体でも約70％になります。それも、内服薬を飲むだけの治療で、特殊な器具も必要としないため、患者さんにとっても大きなメリットがあります。こうした治療法が登場することで、ED治療は大きく変わってきました。
現在では、治療の第一選択はカウンセリングとバイアグラになっています。EDであるとの診断がつき、健康チェックでバイアグラを服用できる健康状態であることを確認したら、まずバイアグラの服用を開始するわけです。機能性EDと考えられる場合には、並行してカウンセリングが行なわれることもあります。
このバイアグラによる治療で、約70％の患者さんはセックスが可能になります。この患者さんたちにとっては、ほかの治療法は必要ないわけです。特に機能性EDの場合には、バイアグラの力を借りてセックスに成功することを繰り返しているうちに、バイアグラなしでもセックスできるようになるケースがよくあります。
効かない場合も治療法はいろいろある
健康状態に問題があってバイアグラを使えない場合や、バイアグラを服用したが効果がなかった場合でも、あきらめることはありません。ED治療薬にはレビトラやシアリスがあります。また、バイアグラが登場する前から行なわれていた治療法にも、治療効果の高いものがいろいろあります。
たとえば、バイアグラに続いて選択されるのは陰圧式勃起補助具（バキュームディバイス）ですが、この治療法は機能性にも器質性にも効果があり、80％の高い有効率を誇っています。
そのほかにも、補助リング、PGE1陰茎海綿体注射、男性ホルモン補充療法、陰茎形成術、血管手術、陰茎プロステージ手術などの治療法があります。このなかから、EDの原因などに応じて、治療法を選択していくのです。
バイアグラを処方してもらうカウンセリングとはどんなことをするのか？
ED治療患者の多くが心理的要因を抱えている
EDには心理的要因によって起きているものが多く、特に30代～40代の若い世代では、心因性EDが多数を占めています。こうした心因性EDに対しては心理療法が効果的で、心理療法の一つの方法としてカウンセリングが行なわれています。
器質性EDに対しては、基本的にはカウンセリングは無力です。しかし、器質的な要因をもっている患者さんのなかには、心理的要因を併せもっている人が少なくありません。そのような場合にも、カウンセリングは有効な治療手段となります。
EDの原因となる心理的要因はさまざまです。日常生活におけるストレスが原因になることもあれば、セックスがたまたまうまくいかなかったことによる心理的影響が原因になってしまうこともあります。「また失敗するのではないか」という不安が生じ、その不安によって勃起機能が障害されてしまうのです。実際、こうした単純な心理的作用によるEDがかなり多く見られます。このようなEDに対しては、カウンセリングが効果的で、バイアグラ治療と並行して行なわれるのが普通です。
ED治療ではパートナーとのストレス解決が重要
ストレスの原因はさまざまで、職場でのストレスもあれば、家庭内のストレスもあります。こうしたなかで、最もEDの原因となりやすいのは、パートナーとの間で生じているストレスです。したがって、ED治療としてのカウンセリングも、パートナー間のストレスを主な対象とします。
まず、どのような原因でストレスが生じているのかを掘り出していきます。たとえば、セックスに対する嗜好が一致しない場合や、どちらかがセックスに対して特殊んば考えを持っている場合には、当然ストレスが生じてきます。また、誘うタイミング、場所、時間帯などが、ストレスを生み出していることもあります。
男性の話だけで問題点が明らかにならなければ、パートナーからも話を聞く必要があります。パートナーが来院すれば、いっしょに話を聞いたり、個別に話を聞いたりします。
カウンセリングでは、パートナーとの間に生じている問題点をとらえ、前向きに進むためのアドバイスを行います。そこから先は、本人とパートナーで話し合い、問題点を解決していくことになります。
EDとわかればバイアグラは処方してもらえる？
原則として20歳以上の男性でEDの症状のある人が対象
バイアグラの使用対象となるのは、20歳以上の男性で、EDであることを示す症状の訴えがあり、しかも身分証明書（運転免許証、健康保険証、パスポートなど）で本人であることが確認できた人、とされています。ただし、20歳以上でも結婚している場合には考慮されることになっています。
あくまでED治療で用いる薬ですか、精力増強などの目的で服用を希望しても、医師がバイアグラを処方することはありません。
使えない人、慎重に用いなければならない人もいる
バイアグラには、このような人には投与してはいけない、という「投与禁忌症例」がはっきりと決められています。この条件に該当する患者さんは、危険な副作用が起こる可能性が高いため、たとえEDであってもバイアグラは処方されません。
そのほかに、このような人には慎重に投与する、ちいう「慎重投与症例」も定められています。医師はこのような患者さんにもバイアグラを処方しますが、副作用について十分に注意しながら服用する必要があります。
医師から十分に説明を受け承諾のうえ受け取る
EDの診察を受けるときには、EDについてだけでなく、自分がもっているほかの病気や、使用中の薬などについて、医師に正直伝えておくことが大切です。ほかの病気で病院にかかり、薬を処方されている場合、薬の名前がわからなければ、医師や薬剤師に聞いておくようにします。
バイアグラの使用が適切と考えられる場合には、医師が薬について説明を行います。それを聞いて、患者さんがバイアグラを使うことを承諾した場合に、処方されることなるのです。病院によっては「バイアグラ処方承諾書」に署名が求められることもあります。バイアグラは納得ずくで使う薬と心得てください。
バイアグラの実際の使い方は？
性行為の1時間ほど前に飲んでおく
バイアグラは性行為を行なう1時間前に服用するのが基本となっています。
ただし、これはあくまで目安で、薬の効果が現われるまでの時間には個人差があります。飲んで30分で効果が現われる人もいれば、1時間以上かかる人もいます。何回か試しているうちに、自分の最適のタイミングがわかってくるでしょう。
注意したいのは、バイアグラを飲んでも、ただ待っているだけでは勃起は起こらないということです。バイアグラを服用しても、ペニスが勃起するのは性的な興奮があったときだけ。パートナーといっしょに性的興奮を高めていくことも大切です。
食事の直後に飲むと効くまでに時間がかかる
服用に関しては、食後、食間、食前などの指示はなく、いつ飲んでもいいことになっています。
ただし、食後のすぐあとに服用すると、吸収されるのに時間がかかるため、効果が現われるのがやや遅くなることがあります。特に油っぽい食事をとったときや、食べすぎたときには、そのような傾向があるので、バイアグラを飲むタイミングを少し早めたほうがいいでしょう。
この点に関しても、何回か経験していくうちに、うまく調節できるようになるはずです。
水かぬるま湯で飲むのが基本
水なしで飲んでしまう人がいますが、これは感心できません。バイアグラのようなタブレット状の薬は、水分によって胃で溶けるようにできています。水なしで服用すると、胃の中で溶けにくく、効力が発揮されにくくなってしまうのです。
お茶、牛乳、ジュースなどで飲むことも勧められません。もちろん、アルコール飲料で流し込むこともやめるべきでしょう。
内服薬は、一般に、水で最もよく溶けて本来の効果が発揮されるようにつくられています。バイアグラも薬ですから、必ず水かぬるま湯で飲むように心がけてください。
効果が不十分と思っても自分で増量してはいけない
バイアグラを飲んだが効果がなかった、ということは十分にあり得ます。この薬のEDに対する有効率は70％ですから、残りの30％の人には十分な効果がないわけです。また、服用したあとに性的興奮が足りなければ、たとえ薬を飲んでも勃起が起こらないことがあります。
このようなときに、なんとか勃起させようと、もう1錠追加して飲んだり、次回に2倍量を飲んだりしてはいけません。薬を勝手に増量することで、副作用のリスクが大きくなってしまうからです。
服用したけれども効果がなかったという場合には、必ず処方した医師に相談してください。
服用は1日1回まで。次に飲むまでに24時間はあける
バイアグラの服用は、1日に1回までと決められています。薬が体内に残っているうちに、さらに服用してしまうと、効果が強まって副作用の危険も高まるからです。
体内に吸収されたバイアグラの成分は、次々と代謝されていき、平均すると服用後4時間で約半分の量に減ります。したがって、完全に代謝されるまでに1日はかからないのですが、代謝速度には個人差があるため、安全のために、次の服用まで24時間以上あけることになっています。
これを守っていれば、原則的には連日服用しても問題はありません。
1回に処方されるのは1ヶ月分。効果と安全性を確認して使う
1回に医師が処方するバイアグラは、1ヶ月分が基本となっています。これは、月に1回は通院してもらい、バイアグラの効果や副作用などについて、医師がチェックする必要があるためです。
1ヶ月分が何回分になるかは、患者さんによって異なるため、一概にはいえません。問診でセックスの回数をたずね、それをもとに判断することもあります。常識的には4～8回分で、多くても14回分程度です。
月に1回の通院を面倒と感じる人がいるかもしれませんが、有効性と安全性が確認できれば、再診以降は診察も簡単になります。ただし、長期使用する場合は再度のチェックが必要になります。
バイアグラを使う人が注意すること
副作用を感じたら無理せずに様子をみる
バイアグラを服用すると、頭痛、顔のほてり、めまい、気分が悪くなる、鼻づまり、消化不良といった、軽い副作用が現れることがあります。バイアグラを処方されている患者さんを対象にした調査では、約1割ほどの患者さんが、こうした症状を経験したことがある、と答えています。
このような症状が現われたとしても、通常は一時的なものにすぎないので、心配することはありません。医師から指示された服用量や回数を守っている限り、時間の経過とともに薬の成分が代謝され、症状も自然におさまってしまいます。ただ、こうした副作用が現れた場合には、それがおさまるまではセックスは避けたほうがいいでしょう。
注意が必要なのは、セックスして射精したあとも勃起状態が解消しない場合です。ごくまれにですが、こうした事態が起こることもあります。
硬い勃起の状態が4時間以上続くと、ペニスが損傷を受け、勃起機能が永久に失われてしまうこともあります。すぐに医師に連絡をとり、適切な処置を受ける必要があります。ただし、繰り返す勃起は問題ありません。
過激なセックスによる負担は副作用より危険
バイアグラは危険な薬だと誤解されている面があります。新聞などで報道された死亡事故も、実際はバイアグラとの因果関係がはっきりしていないものがほとんど。特に医師に処方されている場合に限れば、きわめて安全な薬だと考えて間違いありません。
ただ、バイアグラによって勃起することで、過度のセックスを行なってしまい、そのために心臓などに負担をかけてしまうことはあります。つまり、バイアグラは、副作用よりも、勃起不全が解消したことで過度のセックスを行なってしまうことのほうが、実はずっと危険なのです。
バイアグラを処方される前の健康チェックでは問題がなくても、セックスの内容によっては、体への負担が大きすぎることもあります。特に疲れているときには、無理をしないことが大切です。
成分のよくわからない薬をいっしょに飲まない
バイアグラをニトログリセリンなどの硝酸剤と併用すると、危険な状態を招くことはよく知られています。しかし、胃薬など、ふだん気軽に使っている薬のなかにも、併用に注意が必要とされる成分を含むものがあります。バイアグラを処方してもらうときには、いつも飲んでいる薬を医師に伝え、併用してもいいかどうか、きちんと確認しておくことが大切です。
そして、バイアグラを服用するときには、問題ないといわれた薬以外は、同時に用いないようにします。催淫剤や精力剤なども例外ではありません。
副作用で受診するときは服用を伝える
何らかの副作用が起き、そのために受診するときには、バイアグラを服用したことを、きちんと医師に伝える必要があります。恥ずかしいからと言えないでいると、正確な診断ができませんし、バイアグラを併用してはいけない薬を使ってしまう危険性もあります。
本人が意識を失っているような場合には、パートナーがそれを伝えなければなりません。
服用後3～4時間は車の運手をしない
バイアグラの服用後に、光に敏感になる、見るものが青みがかって見える、眼球が充血する、といった副作用が、服用した人の1～2％に一時的に現れるというデータがあります。
そのため、アメリカ連邦航空行政局は、航空会社の健康管理医に向け、「パイロットはバイアグラ服用後6時間は操縦しないように」との要請を出しているほどです。車の運転についても、安全のことを考えれば服用後3～4時間程度は避けたほうがいいでしょう。
使いすぎない頼りすぎない
バイアグラを服用すれば毎日でもセックスが可能になります。しかし、体力と相談しながら、過度にならないように注意することが大切です。
また、機能性EDであれば、いずれバイアグラなしでもセックスができるようになる可能性があります。バイアグラに頼り切るのではなく、自分で性的興奮を高める工夫をし、徐々にバイアグラなしのセックスに挑戦していくようにしたいものです。
バイアグラの危険な副作用のサインと対処の仕方
狭心症と診断されたことがなくても、発作を起こす例も
バイアグラを処方されるときには、狭心症の薬といっしょに使ってはいけないことは聞いていると思います。いつもニトログリセリンなどを使っているわけでなければ、狭心症の経験があってもバイアグラを使っている人はいますが、そういう人も性行為が心臓に負担をかけること注意されたでしょう。当然、健康チェックもします。
しかし、これはバイアグラが処方される段階での話しです。そのときには狭心症と診断されたことのない人でも、性行為中に狭心症の発作を起こすことも考えられます。特に高齢者など、バイアグラの服用自体は問題なくても、過度な性行為で体に負担がかかり、心臓発作を起こすケースがあるのです。
胸の圧迫感などの狭心症が疑われる症状が起きたときは、すぐ病院に行くとともに、バイアグラを服用したこと、飲んだミリグラム数と時間を医師に伝えてください。バイアグラの服用を伝えないと、医師は心臓発作の治療のためにニトログリセリンなどの硝酸剤を使って、急激な血圧低下を招く危険があります。
もし本人が伝えられない状態なら、パートナーが伝えなければなりません。そのためにも、パートナーは日頃から薬のことをきちんと知っておく必要があります。パートナーに内緒でバイアグラを使うのは危険なことです。
急激な血圧低下のサインは見過ごせない
心臓病治療のための薬でなくても、何気なく飲んだ薬との相互作用で、急激な血圧低下が起こる可能性は頭にとめておく必要があります。
血圧が急に低下すると、めまいや浮遊感が現れ、さらに大きく下がると失神することもあります。こんなときは、緊急に受診が必要です。血圧低下のサインは、それほど苦しいように思われなくても、見過ごしては危険です。
受診した際には医師に飲んだ薬をすべて伝えます。もし、勝手にバイアグラを増量したりしたときも、正直に話してください。
バイアグラを効果的に生かすには
効かない原因の第一は性的な興奮が足りなかったこと
バイアグラといえども、誰にも必ず効くというものではありません。しかし、効かないという人の話をよく聞くと、効くような使い方をしていなかったケースもあるようです。
バイグラが効かないというとき、まず考えられる原因は性的な興奮が足りなかったことです。バイアグラは飲むだけで勝手に勃起を起こすものではありません。性欲が高まってこそ、効果が現われるもの。薬を飲んだからといって、性的な刺激は欠かせません。
バイアグラを飲んだら、効果が現われるまでのあいだは、パートナーとの親密な時間を過ごすのがいちばんです。触れ合ったり、愛を語り合ったりして、気持ちを盛り上げていきましょう。二人の興奮の高まりが、バイアグラの作用を最も有効に生かしてくれます。
心因性EDの人はバイアグラを不安から脱する助けにする
セックスの失敗は心因性EDの最も大きなきっかけとなっていますが、こうした人はまた失敗するのではないかという不安が勃起を難しくしています。バイアグラを使うと、今度は薬をやめられないのではないかという不安を抱えて、悪循環になりがちです。
心因性EDには失敗への不安が一番良くないので、この悪循環を断ち切るためにバイアグラを用います。
バイアグラは、飲めばきっとうまくいくという自信を与えることで、不安から脱する助けになってくれます。満足のいくセックスの経験が続くうち、失敗への不安もなくなってくるものです。性交にも自信がついてきたら、徐々に薬を減らしたり、調子が悪そうなときだけ使うというようにして、最終的には薬の使用をやめます。
こうしたバイアグラの用い方は、不安の対象に徐々に慣らしていくことで不安を克服するという点で、心理療法の一つである行動療法ともいえます。不安を克服できれば、もうバイアグラの助けがなくても大丈夫です。
バイアグラとほかの飲み薬を併用することもある
ストレスが強い場合にはバイアグラに抗うつ剤の助けも借りる
バイアグラを飲んでも、あまりにストレスが強い人では、性的な興奮が起こりにくく、バイアグラの作用が発揮できないこともあります。気分が落ち込んで性欲がわくどころでなければ、バイアグラだけ飲んでも、勃起にはつながりにくいものです。
こした人では、抗うつ剤の助けを借りると早くよくなることがあります。通常、SSRIなどの軽い抗うつ剤をバイアグラと併せて用います。
抗うつ剤というと、精神科で出す薬ではないかと思うかもしれませんが、心の病気というほどでなくても、ストレスが多すぎて心が疲れているときや、気分が落ち込んで元気が出ないようなときには、抗うつ剤を使うと楽になるものです。特にSSRIは、副作用が少なく、ストレスの軽減に効果の高い薬です。
こうした薬の助けで、心がリラックスしやすくなれば、バイアグラも効果を発揮してくることが多いのです。医師に抗うつ剤の併用を勧められたら、精神病だと思われているのではないかなどと心配せずに、試してみるといいのではないでしょうか。
バイアグラとビタミン剤などを補助的に用いることがある
そのほか、血液循環や神経系への作用を目的に、ビタミンEやビタミンB12などのビタミン剤を併用することもあります。ビタミンEは血行改善のために、ビタミンB12は主に神経障害の改善を目的に用いられています。
また、平滑筋を弛緩させる作用により血管を拡張させるプロスタグランジンE1（PGE1）を用いることもあります。PGE1は、直接ペニスに注射する方法でも用いられる薬ですが、日本では注射は家庭でできないので、通常、飲み薬で処方されています。
まだ、不妊の人などでは、全身的な体調をよくする目的で漢方薬の併用も行なわれています。これは、即効性を期待してのものではありません。
